<光市母子殺害>実名出版差し止め求める 元少年弁護団
 99年に起きた山口県光市の母子殺害事件を巡り、被告の元少年(28)を実名表記したルポルタージュ本について、元少年が5日、広島地裁に出版差し止めなどを求める仮処分を申し立てたことが分かった。出版社・インシデンツ(東京都日野市)や著者は実名表記について、元少年の承諾を得たと主張しているが、元少年側の弁護士は6日、「少年は許可していないと話している」と反論した。本は題名に元少年の実名を含めており、7日にも一部店頭に並ぶという。

 著者の一橋大職員で元フリーライターの増田美智子さんは、元少年に25回接見し、手紙のやりとりを重ね、許可を得たという。増田さんは「『元少年』という表記は記号に過ぎず、彼への人権侵害ではないか。一人の人間としての彼を感じてもらうため、実名表記に踏み切った」と話している。

 元少年の弁護団長を務め、仮処分申し立ての代理人の一人、本田兆司弁護士(広島弁護士会)は「少年法に基づき、実名報道は許されるものではない。本人は出版前に原稿を見せてもらって実名掲載の可否を決めるつもりだったが、原稿は見せてもらえなかった。本人は承諾してはいない」と話した。【寺岡俊】




955c8e86.jpg


中々、ヒステリックなタイトルだが、こういったものはタイトルで目に留まらないと売れないし注目されないので、どうしてもインパクトを与えようとする。

草薙某さんが「パパを殺すことにした」で書いたように、実質本当に社会のために書いているのかはなはだ疑問であるし、結局死刑制度反対やら、裁判所前で奇声を発している主義主張論者のように利用されているような気がする。
読んでいないから決定ではないが。

この著者がいうには「福田くんを殺して社会に1つでも利益があるのか」という主張らしいが、1つだけあるとすれば遺族はすっとするということ。
以前、大阪で姉妹が殺害された事件で遺族の父親が「死刑にしないなら無罪にして社会に出してくれ、自分が殺す」と言っていた。
そして死刑判決が出て、早期に死刑執行されたのだが、そのときのコメントが
「娘たちはかえってこないが少しだけすっとした」
といっていた。
遺族も社会の一員だから。

この少年の父親のいい加減さ非道さなどを考えれば死刑を回避してもいいのではないか、と思うことはある。
しかし、この本のように少年側一方的な主張であり、遺族などの考え想いを全く反映していない。
まあ協力してくれないというか、死刑にして何になるの?ていう具合に被告側の利益を前に出しているからだろう。

ある人のブログで被告の利益のために出版するのに被告側からクレームが出て、という文言があったが、その発言自体も微妙。
死ぬぐらいなら何でもやる、死刑制度、少年法、そんなものを覆すためにルール破りをしまくる凄い事件になったと感じた。

少年は、もう28歳、文中にあるように元少年という表現に時間を感じる。