
福島県立大野病院事件は記憶にある。
結果的に無罪になったことには理解できるが、僕は助産師の転院の助言や医局からの応援の申し出を断った点が納得できないし、その事実を遺族に伝えず公判で明らかになったことに隠蔽を感じた。
記者会見でミスをしていないという発言と、この事実を僕はどうしても処理できなかった記憶がある。
そしてネットでの発言が多いが、この事件によって産婦人科医の減少に拍車がかかった云々も納得できなかったものだ。
この事件を取り入れた本なのだけど、僕は独身で子供もいない。
ぴんっと来ない部分も多いけど、それぞれのタブーは案外自分自身もしてしまっているのではなかな。
結婚した人に「子供は?」って聞く独身の男はいないというか少ないと思うが、子供がいる夫婦がいない夫婦に聞くことは多い、そして「余計なお世話じゃ」っていう想いをいつの間にか忘れて自分たちに子供ができると「子供は?」って聞くのだ。
それは悪いことではなく自己正当化しているわけでもないと思うのだ。
しかし独身男が、そんなことをいっても説得力がないだろうな、と思いながら読んだ。